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ローマ暮らしのあれこれ


by soonik
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暖房器故障中!ローマ食堂の覚悟_c0385426_01002250.jpeg

まさかまさかのアパートのセントラルヒーティングの故障!
暖冬とはいえ、今日の最高気温は14℃でおまけに曇天だから体感温度はそれ以下。
でも、日本のマンションと比べてイタリアのアパートの壁は厚いから、寒いけど厚着をすれば何とか過ごせる。
こんな時の強い見方がレッグウォーマーだということを去年の冬にたまたま履いてみて分かったので、早速引っ張り出してきたら、カラフルさに寒さに負けない気になってきた!

北向きの台所は、我が家で一番冷え込む。
こんな時は、とろとろチーズとフェンネルのリゾットでお腹から温まるのだ。

暖房器故障中!ローマ食堂の覚悟_c0385426_01074284.jpeg

クリスマスは過ぎたけれど、ロウソクを灯せば炎の色で温かく感じるから不思議。
同じ建物の住人の話によると、年末で暖房機の故障を直すのは、業者の人が交換器具を探しているものの時間がかかるかも、とのこと。
くゎ〜、しばらくは寒さ覚悟で過ごすよ〜!

暖房器故障中!ローマ食堂の覚悟_c0385426_01090912.jpeg







# by soonik | 2023-12-29 01:14 | 身体 | Comments(0)

ローマ食堂のイブとローマ帝国の残影_c0385426_19150238.jpeg

カトリックではクリスマスの前日までは節制として昔は豊かさの象徴だった肉食を禁じていた。
今もその名残で、24日は肉を食べない人が多い。
だから節制かと言うと、どこが〜?と尋ねたくなる魚てんこ盛りの豪華なディナーを用意する。
先日も市場の魚屋さんで自分の勘定の番を待っていると、前にいた女の人がイブの夕食用にムール貝、フライ用のヤリイカと魚を数キロ予約していた。
結構な量なので大家族なのかな?と思っていたら「4人分」と言っているのを聞いて、びっくり。
魚だけを食べるわけでなく、イブにお決まりの野菜のフリットや、パスタ、パネトーネにワインと、勝手に人のディナーを想像しながら、何だか繁栄を極めたローマ帝国の残影を見ているようだった。

さて、カトリックでない私も、このシーズンの雰囲気に乗じて、今日は肉を使わないことにした。
朝から、タマゴ入りのパスタを打ち、
セロリの葉をサッと湯がいたものを水切りしたリコッタチーズ 、胡桃(チーズとサーモンが入るので塩は省いて)、パルミジャーノの摺り下ろし、胡椒をフードプロセッサで混ぜ、スモークサーモンを小さく切ったものと混ぜて、
それを中身にラビオリを作った。
ソースは、バターを溶かしたところにレモンとオレンジの皮の摺り下ろしを加え、湯がいたラビオリと混ぜたら、最後にポピーシードをぱらり。
レシピがあったわけでなく、何となく美味しそうかなぁと想像しながら作ってみたら、とても美味しかった。
脂ののったサーモンにセロリの葉が合っている。
バターに入れたオレンジとレモンの皮も良い感じで、プチプチ食感のポピーシードも口の中で邪魔にならず、お皿に一体感がでて嬉しい。

近所のお菓子屋さんで買ったパネトーネ以外はクリスマのお菓子を特に用意してなかったので、ナポリのクリスマスクッキー、ロココを焼いた。
ロココは、小麦粉の他にスパイス、アーモンド、オレンジの皮がふんだんに入っているものの、卵も油脂分も使わない、素朴ながら香りがとても良いクッキー。

大ご馳走を用意したわけでないけれど、美味しいものを食べて満足。

ローマ食堂のイブとローマ帝国の残影_c0385426_19145064.jpeg


# by soonik | 2023-12-25 20:03 | イタリア観察 | Comments(1)

シナモンに誘われて

シナモンに誘われて_c0385426_23123173.jpeg

暖冬のせいでクリスマスと言われてもピンとこない今日このごろ。
でも、冬らしいパンを焼きたくて、シナモンロールに初挑戦。
想像していたよりもずっと簡単にできた。
台所に漂うシナモンの香りに、何だかやっと季節を感じる。

さぁ、今年のクリスマスは何を食べよう?

シナモンに誘われて_c0385426_23120758.jpeg



# by soonik | 2023-12-18 23:23 | パン | Comments(0)

忘年会だから

忘年会だから_c0385426_19253295.jpeg

友達と忘年会でピッツェリアへ。
美味しいピッツァで人気店というので、楽しみにしていた。

ローマでは、ピッツァの前の前菜は揚げ物(あぁ恐ろしい)ということで
リンゴットと呼ばれるコロッケを注文。
中は菜の花とサルシッチャ。
パン粉が大粒でサクサクして美味しいじゃないですか。

忘年会だから_c0385426_19245201.jpeg

ピッツァは、ローマ風の薄いものを。
番外メニューでカボチャクリームと、チコリ、ルコラとポルチーニ。
具の組み合わせは今ひとつだけど、生地は軽くて美味しい。

忘年会だから_c0385426_19250266.jpeg

デザートは、ビアンコマンジャーレという名前のアーモンドミルクのゼリーにチョコクランブルとキャラメルソースをかけたもの。
甘ったるくなくて美味しい。

どれも文句なく美味しくて、友達との会話も楽しく、さぁご馳走様となった時に、ウェイトレスの女の子が、「最後に食後酒はいかがですか?」ときいてきた。
イタリアのレストランでは、お勘定を済ませると食後酒を出してくれることがある。
ありがとう、頂きまーす、と皆んなで食後酒を飲み干してから、店を後にしてからレシートを見ると、びっくり!
食後酒がチャージされている。
しかもビールいっぱいの値段より高い。
うわ〜、何だか後味が悪いねぇと、相方と話し、このピッツェリアのことは忘れることにした、まさに忘年会。





# by soonik | 2023-12-06 04:15 | イタリア観察 | Comments(0)
ローマ食堂〜モチモチ、カバテッリ_c0385426_22411763.jpeg

南イタリアのパスタのカバテッリは、オレッキエッテと同じ要領で作る、と以前に住んでいた家の近くのレストランのオーナーのジュリアから教えてもらった。
だけど、何故か、オレッキエッテばっかり作って、カバテッリはほとんど作らない。
今日のパスタは、生ソーセージと南瓜のクリームソースにしようと決めると、クリームソースをちゃんとキャッチしてくれるのは、形から言うとカバテッリかな〜、久しぶりに作ってみることに。

オレッキエッテは、粉と水で捏ねたものを親指ぐらいの大きさに切って、食事用ナイフを人差し指でタネを引きずるように伸ばし、ひっくり返す。
そうすると「耳」のような形のオレッキエッテの出来上がり。
カバテッリは、人差し指と中指の2本で伸ばすだけ。
生地ががクルンクルンと巻かれてカバテッリができていく。
(オレッキエッテは、これをひっくり返したもの、というのが下の写真でわかります。)

スーパーで一度、乾麺のカバテッリを買ったけれど、麺が厚くて湯がき時間がかかるわりに、あまり美味しくなかったと記憶している。
手打ちも、麺はちょっと厚めになったので、気持ち少しだけ長めに湯がいて、さぁ頂きます。

モチモチ。
ソースもたっぶり絡んでる。
美味しいじゃないのカバテッリ。


ローマ食堂〜モチモチ、カバテッリ_c0385426_22412618.jpeg



# by soonik | 2023-12-04 23:27 | 料理 | Comments(0)