最近通うようになった近所の市場は、規模が小さくて魚屋さんも一軒しかない。
それでも扱っている魚がどれも新鮮そうだ。
屋台の隣では、若いアラブ系の男の子二人が客の注文を受けて魚の鱗を取ったり、切り身にしたりして働いている。
彼らがせっせと動かす手の前にはステンレスのトレイがあって、中には魚の卵とおぼしきものが並んでいる。
色や形がまちまちなので、尋ねてみると、この白っぽいのが鯛で、オレンジ色のとんがったのが平目の卵ですよと教えてくれた。
魚卵をそうやって売っているのを初めて見たので、どうやって食べるのかと、さらに尋ねると、オリーブオイルとにんにくで炒めてトマトを加えたパスタソースにすると美味しいとのこと。
たらこスパゲッティみたいだなぁと思って、買ってみることにした。
二人分を適当に下さい、と言うと、二種類の魚の卵を包んでくれた。
代金を隣の魚屋の主人に払おうとすると、代金はここに入れてくださいと言われて見ると、卵を入れているトレイの前にガラスボールがあって、5ユーロ札や小銭が入っていた。
どういうことか一瞬わからなかったけれど、とりあえず、言われた代金を払ってから、あぁ、そうか、彼らは魚屋さんに雇われて魚を捌いているけれど、捌くときに余る魚の卵は自分たちで売って良いことになっているんだと気がついた。
特に寒い時期、魚を捌くのは中々辛い仕事だ。他の市場でもイタリア人の魚屋で働くアラブ系の人をよく見かける。
他の肉体労働と同じで、イタリア人にはあまり人気のない職種なんだろう。
買ってきた魚卵はたっぷり量があったので、鯛の卵はスパゲッティと一緒に食べ、平目の卵はカラスミを作ることにした。
ネットで調べると時間はかかるけれど簡単に作れることがわかったので、気長にやってみた。
2週間ほどたって、塩漬けした後、陰干しを繰り返した 卵がカラスミらしく乾燥したので頂くことにした。
前から一度やってみたかったセロリのカラスミがけ。カラスミを削ってスライスしたセロリの上にのせ、オリーブオイルをかけるだけのシンプルなもので、イタリア版カラスミのボッタルガが特産のサルデーニャではそうやって食べると何かで読んだ。
今日は新鮮なモッツアレッラを買ってきたのでその上にもパラパラとしてみた。
市販のものと違って、自家製のカラスミは塩気がきつくなくて予想していたよりとても優しい味だった。
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