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ローマ暮らしのあれこれ


by soonik
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パンが貴重だったころ〜ヴェネトの二度焼きパン

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ブレガンゼにあるラ・チャコラ(La Ciacola)は、サラミやチーズがとっても美味しいエノテカ。
ローマに戻る前に、一緒にご飯を食べようと、友人が連れて行ってくれた。
「ここはパンも美味しいんだよ」という言葉に誘われて、白く、固くて軽いパンをとって齧ってみた。
パンが貴重だったころ〜ヴェネトの二度焼きパン_c0385426_17373885.jpeg
見た目は、あまり美味しそうに見えなかったけれど、塩加減も良く、食感が軽くてクラッカーのようで癖になる。
程なく、オーナーのエンリコがやって来て、「それはパン・ビスコットだよ」と教えてくれた。
パン・ビスコットは、二度焼きされたパンということを意味する。
昔、この地域では地区ごとに共同の窯があり、各家庭は月に四度パンを焼くために窯を使うことができた。
窯の使用が限られている上に大家族が普通だった時代だから、一度に焼くパンは大量だった。
そして、そのパンを長期間保存させる知恵として、焼けて一旦窯から取り出したパンを火の消えた窯に戻し、数日間そのままにして乾燥させたものがパン・ビスコットなのだ。
イタリア式朝食と言えば、カプチーノに甘いブリオッシュやコルネットが普通だけれど、昔は、ミルクコーヒーにこの二度焼きパンを浸して食べていたんだそうだ。
どんな食べ物にも歴史があるのだ。
エンリコの話を聞きながら、軽いパン・ビスコットをゆっくり味わった。
パンが貴重だったころ〜ヴェネトの二度焼きパン_c0385426_17311187.jpeg


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by soonik | 2019-08-28 19:10 | 美味しいもの | Comments(0)