
今朝、カターニア通りの市場にあるマリアさんの屋台に行くと初物のオレンジが盛ってあった。
もちろん年中手に入る果物だけれど、出回っているのはシチリア又は外国産のもので、無農薬となるとお値段もそこそこするので、地元産で無農薬のものが出てくるまで買うのを控えていた。
待ちに待ったオレンジの季節の到来。
料理やお菓子にふんだんに使いたい、と気持ちが高鳴り今日のお昼御飯はオレンジ尽くしになった。
マグロをニンニクと月桂樹、白ワインで炒めてから、最後にオレンジの皮の摩り下ろしをかけたリングイネは、魚よりもオレンジの皮の香りを味わいたいが為に即興した。
サラダは、苦味のあるチコリとオレンジの実を合わせた。
まだオレンジは酸味が強かったのでさっぱりとしたサラダに仕上がった。
締めはコーヒーと頂くトッツェッティという、素朴な焼き菓子。
一つは抹茶風味、もう一つは、カカオとヘーゼルナッツの生地にやっぱりオレンジの皮の摩り下ろしをたっぷりと混ぜ込んだ。
オレンジの香りにどっぷり包まれ、幸せなことよ。