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ローマ食堂〜アマトリチャーナ
2018年 10月 08日
日本のイタリア料理店でも最近よく目にするアマトリチャーナ。イタリアでは19世紀になってから食べらるようになったパスタらしい。トマトが南米からやってきたのが15世紀だけれど、トマトを目にした人たちはどう料理したら良いのか分からなかったらしく、口にするようになるのに実に長い長い年月がかかった。中央イタリアでは、まずはグリーチャがあって、そのあとアマトリチャーナが出現した。
作り方は、グリーチャとほぼ同じで、トマトが加えられただけ。グアンチャーレを炒めて出た脂でトマトソースを作る。炒めたグアンチャーレは、フライパンから取り出して最後の仕上げに加えると、カリカリの芳ばしさが楽しめる。トマトを入れる前に玉ねぎやニンニクを入れるのは、邪道らしい。(入れる人もいるけど。)トマトに関して言うと、サンマルツァーノ種じゃないとダメとか、トマトピューレはダメとか、ローマっ子は必ずこだわりがあるみたいだけれど、元々は庶民の料理だったはずから、有るもの使って良いと思う。パスタは、麺の中心に穴が通るブカティーニを使うのが伝統的。実際、ブカティーニで食べると穴の中までトマトの汁が沁みて美味しい。今日は、ブカティーニはなかったけれど、なかに穴が通るクルクルカールの麺があったので、それを使った。仕上げには、お決まりのペコリーノ・ロマーノチーズをかけて出来上がり。グアンチャーレとチーズの塩気がトマトの甘みを引き立てて、美味しい。初めてアマトリチャーナを作った人は、余りの美味しさびっくりしたんじゃないかな。