ローマ暮らしのあれこれ


by soonik
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足元を見る〜イタリアで整骨初体験

ここ数年、身体の右の部分に不具合を感じることが多かった。
骨盤には、まるでブロックがかかっているようで、左後方を見るのと右後方を見るのでは身体の旋回度が全く違うのがわかった。
1年ほど前からは、右足首がポキポキ音を立てて痛みだし、合気道のお稽古時にはサポーターをつけて足首を固定しなければいけない状態になっていた。
足首の痛みがなくなったと思ったら、今度はくるぶしが痛み、ここ数ヶ月は、お稽古ができないこともあった。
夏休みに入ってお稽古もお休みしていると、くるぶしの痛みはほぼ消えたけれど、長時間のサイクリングや散歩に出かけた後は、右足が怠く、足の付け根に詰まったような鈍痛をおぼえた。

そんな私の様子を見かねて、相方が夏の家にいる間に彼の従姉妹に頼んで、整骨師を紹介してもらった。
彼の従姉妹カルラは、ホスピスで働いていて、明るく飾り気のない性格から顔も広い。
相方は、そんな彼女ならきっと腕の良い整骨師を知っているだろうと見込んでいたらしい。
彼の予想通り、友達で予約をとるのに1ヶ月待ちという引っ張りだこの整骨師アンドレアを、彼の休日にあたっていた昨日、カルラの知り合いだからということで急遽彼の用事の合間をぬって治療してもらえることになった。

手短な紹介のあと、右足の不具合の説明をすると、即座に「右足に怪我をしたことは?」との質問。
怪我?打撲ならあるけれど大袈裟な怪我をした記憶はないです、と答える。
アンドレアは私の右足を親指側から丁寧に手で探っていく。
「角にぶつけたとか、そういうのだけでも外傷の跡が足に残るんですよ。あなたの足にはそれがあるんですけどねぇ」と言われ、4年前の合気道講習会で袴に引っかかって右足の甲から蹴つまずいた後、そこが数日間腫れたことを思い出した。
「やっぱりそうでしょ。あなたの足は整ってないので、腫れが引いて、大丈夫と思っていても、そのまま整っていない足を使い続けると、他の箇所も歪んでしまうんですよ。例えば、骨盤とかですね」。
「腰痛があるからと言って、足を整えずに腰ばかり施術しても、痛みはかいけつしないんですよ」。
おっしゃる通り。
でも、整っていないとはどういうことなのだろう?骨のことか?筋肉のことか?
「両方ですけれど、特に骨の方です。骨があるべきところにないんですよ」。
骨折ほどでなくても、微妙にずれているということなのだろうか。
そんな、応答を交わしている間にも、アンドレアはゆっくりと私の足をほぐすかのように「整え」ていった。
最後の小指になって、別の外傷跡を発見。
確か10年以上前に浴室のドアの角に思いっきりぶつけたものだ、と思い出した。
腫れが引かず、靴が履けないほど痛みがあって半年ほど整骨院通いしたのを覚えている。
「こういうのも、ちゃんと有るべきところに骨を持っていってあげると、僕の所に何度も来る必要はないんですよ。足はちゃんと覚えてそこに収まってくれるので」。そう言って、さぁ、歩いてみてと促された。
診察用ベッドから降りて、裸足でペタペタと木張りの床を歩くと、何か劇的な変化は感じないけれど、そう言えば足のアーチの張りを鮮明に感じる。
「そうそう、それで良いんですよ。足が本来の動きをしているからです」とアンドレアは落ち着いた調子で私の反応を肯定した。

時間にして40分ほど、丁寧にほぐされた右足は、アンドレアによると「80パーセント」の整い具合だそう。
治療後の三日間は、腰や膝が痛くても体が新しい状態に慣れようとしているので、心配しないよう、また、整った足に慣れさせるためにあまり激しい運動や山登りなどはしないようにとの注意があった。
「あともう一度、8月の終わり頃に見せてください」と言うアンドレアに電話番号を教えてもらい、治療の支払いを済ませた。

今まで、腰痛やら肩こりで色々な整体を試してきたけれど、足の骨を整えるというのは今回が初めて。
さぁ、私の身体に変化はあるのか、観察が楽しみなのだ。

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by soonik | 2018-07-11 22:12 | 合気道