行きつけの近所のレストランのメニューでカルドンチェッリ(Cardoncelli)という、聞いたことのない食材が書かれていたことがあった。
注文をする際に、何か尋ねると、キノコの一種でプーリア州特産で、ここらでは取れないよと、言われた。
それなら是非食べないと、とフェットチーネをカルドンチェッリで和えたものを頼んだ。
食べてみると、バターの香りがするので、バターが入っているのか店の人に尋ねると、カルドンチェッリの香りだとう言う。
これ、ひょっとして…とおもって、家に帰ってネットで調べてみると、やっぱりエリンギとあった。
何処が原産かは知らないけれど、日本でもよく食べるエリンギとローマで再会。しかも、ローマ近郊でなく、南イタリアのプーリアからやって来たもの。
あまり、出回っているわけではないけれど、いつも行くカターニア通りの市場のある屋台で週末に仕入れていることを知った。
今日は、そこでエリンギを6本購入。
太くて立派だけれど、日本円で1000円近くとなかなのお値段だった。
こちらはプーリアでなく、カラブリア州産だそうな。
キノコには、たまご麺が合うけれど、家にあったカザレッチェという紙を巻いたようなパスタに南瓜を足して和えて食べた。
他にも、じゃが芋と一緒にオーブンで焼くという食べ方もある。
懐かしい味。しかし、世界は、狭くなった。