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ローマ暮らしのあれこれ


by soonik
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秋の宝石でフォカッチャ

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10月も後半に入ったというのに、昼間はジャケット無しの軽装がちょうど良いローマ。
市場の八百屋さんの屋台にはパプリカピーマンやズッキーニ、茄子といった夏野菜が並んでいる。
10月というとローマの市場では地元産の葡萄が出回っている。
ピッツォテッリ、モスカートなど緑の葡萄は、香りが良くて美味しい。
昨日買った葡萄は、なんという種類なのか店主に尋ねるのを忘れたけれど、おそらくシーズン最後のもので、畑でじっくりと熟れたらしくて、粒はピンク色かかっていて、宝石のよう。
一粒食べてみたら砂糖ですか?と聞きたくなるほどの甘さ。
こんなに甘いんなら、フォカッチャにのせて焼いてみようと、今朝、パン生地に葡萄の粒をのせ、オリーブオイルを上からかけて焼いてみた。
トスカーナの黒い葡萄をのせたフォカッチャには砂糖をかけるけれど、今回は砂糖はかけないことにした。

焼きあがったものを昼食後に食べると、予想通り葡萄がしっかり甘くて砂糖がなくてちょうど良い感じ。
トルコラートと呼ばれるヴェネト産の琥珀色のデザートワインと一緒にいただくと、なんだか秋らしい。


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# by soonik | 2024-10-25 23:00 | 野菜・果物 | Comments(0)

あなたならどうする?

あなたならどうする?_c0385426_22015615.jpeg

農家直営の八百屋さんで美味しそうな白菜に遭遇した。
最近では、無農薬食品専門スーパーでは冬になると「中国キャベツ」という名で並ぶようになった。
新鮮そうなので、半玉買うことにした。
すると、八百屋の女将さんが「今年初めて植えてみたんだけど、どうやって食べていいかわからないの。あなたはどうやって食べるの?」と尋ねてきた。

すぐに頭に浮かんだのは、鍋、その次に浅漬け。
う〜ん、どっちも日本にあまり縁のないイタリア人はまず作らない。
彼らが食べそうなものだったら、ミネストローネか?
なので、豚肉と一緒にスープにするかなぁ、と答えた。

家に帰って、さて私はどうやって食べたいかな?と考えたら、白菜にお醤油の組み合わせで食べた〜いと身体の奥から声が聞こえた。
その晩は、熱したごま油に刻み生姜を加えて香りが出たとこで八つ裂きにした白菜を芯をつけたまま焼き付け、途中で生鮭の切り身を鍋の空いている隙間に入れてさらに焼き、仕上げに味醂と醤油をかけた。
食べる時に柚子胡椒を添えたら、焼いた白菜の甘みが美味しい!
次に八百屋に行く時は、女将さんにオリーブオイルで焼き付けて食べてみて、と言ってみよう。


あなたならどうする?_c0385426_22014845.jpeg

今日のお昼は、白菜をバターとパルミジャーノのミルク味に合わせてみたくなってリゾットにしてみた。
ちりめんキャペツに似ているけれど、こっちの方が甘い。
加えたハムも白菜に合っていたようで、相方には好評だったから、イタリア人にはリゾットの具にもおすすめできるよう。


あなたならどうする?_c0385426_22013918.jpeg




# by soonik | 2024-10-21 22:24 | 野菜・果物 | Comments(0)
ローマ食堂〜プロはえらい_c0385426_21505396.jpeg

オーブンで蒸し焼きした南瓜と紫芋があったので、ニョッキを作ることにした。
ニョッキの難しいところは、芋(または南瓜)の加熱の仕方によって加える小麦粉の量が変わってくるから、ちょうど良いこなの量を見極めること。
オーブンで加熱したものに比べて、蒸したものや湯掻いたもの、更には種類によっても水分が残る量が違う。
だから、本やネットののレシピを文字通りに鵜呑みにすると、ベチャベチャな生地に悪戦苦闘した挙げ句に、粉を追加しすぎて固いダンゴのようなニョッキを作ってしまうことになる。
何度も作っているのに、この手の失敗をよくやらかしてしまう。
だから、安定した「いつもの味」を作るプロは偉いなぁと、いつも思う。
今日のニョッキは、口の中で良い具合にとろける、なかなかの出来だった。
ソースに豆乳にナツメグと冷蔵庫にあった3種類のチーズを適当に溶かしたものをかけて、秋らしい装い。


# by soonik | 2024-10-17 22:10 | 料理 | Comments(0)
ローマ食堂〜うま味ギュッ_c0385426_21045455.jpeg

一昨日オーブンでローストしたパプリカピーマンをパスタで食べようと、朝から手打ちオレッキエッテを用意した。
ピーマンの甘さとローストしたスモーキーな香りを想像しなていると、ぷりぷりの手打ちパスタに絡めて食べたくなったから。
ニンニクをオリーブオイルと一緒に加熱したところに、パプリカピーマンと、お湯で戻したドライトマトを、どちらもみじん切りにして加えた。
パスタの茹で汁を少しづつ足しながら炒めたらオレッキエッテを投入。
よく混ぜたら、パルミジャーノのすりおろしを加え、さらにてよぉく混ぜたらできあがり。
動物性タンパク質は無くても、各材料のうま味が盛りだくさんで、美味しい〜。

# by soonik | 2024-10-16 21:20 | 料理 | Comments(0)
ガーンなリゾット〜そんなはずじゃなかった_c0385426_22461167.jpeg


オーブンでローストして皮を剥き、フードプロセッサーで細かくしたパプリカピーマンは、甘さが凝縮して美味しい。
これをリゾットにするのが結構気に入っている。
昨日に用意したパプリカピーマンで、さぁリゾット作るよ!とお米を鍋で温めていて、何だかいつもより小粒に見える、とよくよく見てみると…ガーン!日本から持ってきって滋賀産の無農薬米!!!
あぁ、漬物やふりかけで堪能しようと思ってたのに…。バカバカ、私のバカ。
リゾットは日本米でも美味しかったけど。

# by soonik | 2024-10-15 22:56 | 料理 | Comments(0)