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ローマ暮らしのあれこれ


by soonik
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主婦の夢

食べることに熱心なお国柄だけあって、イタリアには台所メーカーが数多ある。
70、80年代は美しい台所を夢見ながらも高嶺の花だったらしいが、イケア等の登場でオシャレな台所が庶民も実現できるようになったことは、この業界にも画期的だっただろう。
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ポストに入っていたチラシ。
なんと写真の台所が2,290ユーロで買えると。しかも1ユーロ足せばリビングルームまたは寝室家具も一式サービスしてくれると。
どんな値段設定なんだ。

こんなことが気になるのは、引越しすることになった新しい家で台所を新調することになったから。
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イケアのカタログは参考になる。

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トスカーナのメーカーのカタログは色使いが楽しい。

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自分の台所の大きさに合わせて、まずはベースになる家具を、そして、色や塗料、作業台の素材などを選んでいくシステムがオーダーメイドのものと比べて手に届きやすい値段設定なのでイタリアでは人気だ。
冷蔵庫、食洗機、ガス台、オーブンは、一つの家電メーカーを選んでお得なセット価格で一気に買い揃えることができる。

主婦の願望がこの業界をここまで発展させたんだよ。すごいねぇ。



# by soonik | 2019-06-24 22:23 | イタリア観察
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セロリの茎1本とアンチョビでスパゲッティ。
ニンニクと一緒に炒めるだけ、でも美味しい、忙しい時のお助け簡単メニュー。
ニンニクと薄切りのセロリをオリーブオイルで炒めて、アンチョビを2尾加え、ちゃっと火を通して、パスタと和えるだけ。
仕上げにパセリと、好みでレモンの皮を削ったものを。(冷蔵庫にカラスミの削ったものが残っていたので今日はそれもかけたけれど、あっても無くても良い。)
フ〜、美味しかった。

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おまけに簡単デザートも作った。
苺と杏を切って、プレーンヨーグルトと胡桃をのせて、蜂蜜をかけただけ。
食事の後にはちょうど良い軽さ。

# by soonik | 2019-06-13 20:53 | 料理

レモンの出番

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ジャケットが手離せなかった5月から一転、気温30度のローマ。
急にサッパリしたものが口にしたくなる人間の身体の不思議。
こうなるとレモンの出番。
料理に皮を擦って香りを添えると、食欲が出てくる。
今日はツナとフダン草、タマネギのシンプルなパスタを作った。
シンプルなんだけれど、仕上げに擦りおろしたレモンの皮を加える。
冷えた白ワインと一緒にいただくと美味しいんだなぁ。
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# by soonik | 2019-06-07 21:32 | 料理
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復活祭にレストランで初めて食べた仔羊のホルモン。
美味しかったので一度、肉屋のおじさんに教わったとおりに家でも作ってみたけれど、仔羊の匂いが気になって、しばらくは仔羊を遠慮したくなった。
今朝、市場の八百屋のマリアさんと話していると、パンを買いに行った相方が寄ってきて、嬉しそうにビニールの買い物袋を持ち上げて私に見せた。
パン屋の隣にある馴染みの肉屋を覗いたら商品ケースの中の仔羊のあばら肉の横に並んだ皿にのせられていた肺、心臓、肝が目に入ったから買ったのだと言う。
今日は金曜日だから魚が食べたいなと思っていたのに、しかも、よりによってホルモン。
少しすがりたいような気持ちでマリアさんに、あなたも仔羊のホルモンは食べますか、私にはどうも匂いが強くて苦手なんですよ、レストランで食べた時は気にならなかったのに、と振ってみた。
「食べますよ。たっぷりの玉ねぎと一緒に炒めて、あ、アーティチョークも入れて!」と屋台に花のように盛られたアーティチョークの山に視線をやった。
肉屋のおじさんに作り方を教えてもらった時は、玉ねぎの量までには注意がいかなかった。
ならば、と大ぶりの玉ねぎを二つ、アーティチョークを二本買って家に帰り、仔羊のホルモン料理に再挑戦。
玉ねぎの薄切りを炒めて、あめ色になったらまず肺を投入。
15分ほど炒めたら、心臓を加えて白ワインをたっぷり目にふる。
10分ほど炒めたら、ざく切りにしたアーティチョークを加え、さらに白ワインを加えて5分ほど炒める。
最後に肝を加えて5分炒める。塩胡椒で味を調えたらできあがり。
皿に盛ったら、美味しいオリーブオイルを少し垂らす。

一口食べた相方が「おーいしー!」声をあげた。
気が進まないまま、私も一口食べてみる。
あら、レストランで食べた味に似てるかも。
レストランの味に近づいたね、と相方に言うと、レストランで食べたものより美味しいとのこと。

肌寒かった5月が終わろうとしている。
気温は来週から一気に夏らしくなるとの気象予報がでている。
体が温まる仔羊料理とは一旦さようなら。
ホルモン料理は来年の復活祭で再現しよう。
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# by soonik | 2019-05-31 23:44 | 料理
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イタリア語で「火の大地」という言葉がある。
それは、カンパーニア州の主にナポリから上に向かって州北部の地域一帯を指す。
この地域のあちこちで産業廃棄物の違法な野焼きが頻繁に行われていることから、そんな風に呼ばれるようになった。

ローマで暮らしはじめた頃、夏のある日に夕食に呼ばれた。
その家の人が前菜に用意したのがモッツアレッラチーズだった。
モッツアレッラやハムを盛った皿をテーブルの中央に置きながら、「このモッツアレッラは、カンパーニア産じゃないから安心して食べられるわよ」と言ったのを覚えている。
ナポリに州都があるカンパーニア州は、水牛の乳からできるモッツアレッラで有名だ。
190キロとそれほど遠く離れていないローマでは、カンパーニア直送の新鮮なモッツアレッラが簡単に手に入る。
けれど、あの日の知人だけではない、他にもカンパーニアのモッツアレッラは食べないという話をたびたび耳にする。
野焼きされたり放置された産業廃棄物は、空気と大地を汚染する。
水脈や大気にのって汚染物質は水牛へも到達する。
先日テレビで放映されたドキュメンタリー番組で見たその光景は凄まじいものだった。
田舎道に、一般のゴミに混じってタイヤや塗料、化学薬品らしきものが入ったバケツやらが山高くもらた風景が長く続いていた。
廃棄物には、工業が盛んでないカンパーニア州に存在しない重金属等の物質が多く含まれるという。
それは、別の工業地帯から廃棄物が運ばれてきたことを意味する。
ゴミがある程度まとまったら、火をつけて燃やし、かさを減らす。そこに、またゴミを持ち込む。
燃える破棄物の山から立ち上がる黒煙は周辺の住宅地域にもおよぶ。
実際、州北部のガン発生率は、南イタリアの他の地域と比べてかなり高いことが報告されている。

今朝届いたという真っ白なモッツアレッラチーズを口に含みながら、テレビで見た黒煙が脳裏から離れない。






# by soonik | 2019-05-31 03:23 | 美味しいもの