外国人に人気のトラステヴェレ地区は、昔ながらの町並みが可愛くて私も大好き。
今日は、この地区に住む相方の友人アンナにお昼ご飯に招ばれた。
優しくて聡明なアンナは、そこにいるだけで周りの空気までもが品良くなってしまう素敵な人。
朝10時に落ち合って、ランチ前にヴィッラ・パンフィーリ邸のある公園を散歩。
ローマの公園と言うか、多くの公共の場や施設は、残念ながらメンテナンスが全くと言っていいほど行われていないのが現状の中、この公園は、例外的にとても整備されている。
美しい邸宅と庭園は、週末のみ予約すれば見学が無料でできるそう。
2時間たーっぷり、ゆっくりお喋りしながら散歩した後は、アンナのこじんまりとしたとても趣味の良いお家でランチ。
彼女のお家は、アンティークな家具や面白いオブジェがあって、とても落ち着く空間。
まずはクラッカーやアーモンドをつまみながら食前酒を。
食事は、チキンとプロシュットを巻いたもの。セージがアクセント。
付け合わせは、ラディッキオを炒めてレーズンと松の実を加えたもの。ラディッキオは、ヴェネト特産で、ヴェネチア近く出身の彼女らしい一品。
デザートが面白かった。
熟した柿の上にアマレテッィというアーモンドのお菓子を砕いたものを、更にその上にザクロを重ねている。
アーモンドと柿の相性が結構良いことを発見。
私は、家から赤ワインとクルミの入ったチャンべッリーネという焼き菓子を持って行った。
率直なアンナが、「甘ったるくなくて私好み」と言ってくれたのが嬉しかった。
ローマの喧騒を忘れてしまう素敵なひと時。これは、きっと優雅なアンナのマジックだな。